最近５Gという言葉をよく耳にしませんか？
周波数帯域の2.4Ghz、5Ghzの５Gではありません。
次世代通信規格の５Gです。
テレビで聞いたことはあるけど・・、そんな人がほとんどではないでしょうか？
５Gとは、一言でいうと、現在の４Gの次の世代の通信規格です。
おそらく３Gぐらいから、聞いた覚えがあるのではないでしょうか。
ガラケー世代が３Gで、スマホ世代が４Gで、その次が５Gです。
なぜこんなに騒がれているのかというと、今までの通信規格と比較すると、規格外だからです。
ガラケーからスマホに移行しただけでも、世の中の変化はかなりのものがありましたよね？
それよりも圧倒的にすごいんです。
ただの電話からはじまって、メールや画像が遅れるようになって、４Gではアプリやパソコンの機能まで付いて、高画質カメラや動画やゲームまで。
５Gはさらに上を行きます。
そんな５Gですが、サービスがはじまったら、ソフトバンクエアーや光回線は必要なくなるのでしょうか？
今から申込もうと考えていたら、気になりますよね。
でも結論から言うと、５Gのサービスが始まったとしても、ソフトバンクエアーや光回線の固定回線や、ポケットWiFiやWiMAXなどのモバイルルーターが、急に必要なくなるということはありません。
そういったことも含めて、５Gの説明をしていきたいと思います。
目次
５Gでできるようになること
速度は100倍、大容量で、遅延はなし。
例えば、野球を観戦するとします。
これまでだと、高画質動画でみることは難しかったですよね。
使える容量に制限があったり、通信制限がかかったり・・。
光回線のような無制限の使い放題でも、環境が完璧という人は少ないですし、タイムラグやフリーズに悩まされる人も多いと思います。
５Gは光回線をも上回るんです。
４Kといわれる超高画質動画でも、リアルタイムでサクサク見ることができるんです。
でもこんなことは序の口です。
画像がよくなるだけではありません。
マルチカメラで、複数のアングルから好きなアングルに、好きなタイミングで切り替えることもできます。
VRを利用すれば、バーチャルのスタジアムで、世界中の離れた仲間と、一緒に臨場感たっぷりで観戦することだってできるんです。
５Gは４Kや８Kの動画を、遅延なく通信できるということが軸となって、そこから派生するさまざまなサービス展開されていくわけです。
５G×IoT×AI
５Gだけじゃなくて、IoTやAIという言葉も耳にしますよね。
IoTは、生活の中で今使っている電化製品など、さまざまなものがインターネットとつながってさらに便利になる製品のことで、AIが自分で学習してものを考えることができるようになる人工知能です。
これらが５Gと組み合わさることによって、さらに便利な世の中に代わっていくことでしょう。
さらに５Gではこんなサービスが可能に！
頭に思い描いたこと、それが理論上可能なことならば、５Gによって現実化する道筋はできたといっても過言ではないかもしれません。
ここでは、もうすこし現実的で具体的な、そう遠くないであろうサービスを紹介したいと思います。
遠隔操作
たとえば、ロボットアームがあるとします。目の前にあるものと同じように、遠く離れた国であっても、同じように動かすことができるようになるわけです。
具体的には、緊急の手術であったり、危険地帯での作業であったりです。
正確なデータの分析
例えば、渋谷のスクランブル交差点に、カメラを設置して、一瞬で性別、年齢層などをデータにすることができるようになります。
マーケティングだけではなく、犯罪や事故の予防などにも活用できそうですよね。
無人自動車の実用化
人の命を左右するので、遅延（ラグ）が許されませんが、５Gになればそれも可能になります。
タクシーや配達などにも利用できます。
５Gはスマホのサービスなの？
５GはNTT,KDDI、ソフトバンク、そして楽天モバイルに割り当てられていて、基本的にはスマホやWiFiルーターなどのサービスということになるでしょう。
各社のモバイルWiFiや、ソフトバンクエアー、WiMAXなども対象になりそうです。
ソフトバンクエアーは必要なくなる？
たしかに、５Gになれば、スマホひとつですべてのWiFi機器などを、接続するぐらいのことはできそうですよね。
これまでは、光回線やホームルーターがないとできなかったオンラインゲームや、高画質動画のダウンロードなども、スマホのテザリングだけでできてしまうわけです。
でも、スマホだけではどうにもならないこともあります。
それは、外出先から自宅の機器と通信を行う場合です。
たとえばネットワークカメラなど。
ネットワークカメラとは、防犯カメラ、または子供やペット、要介護者の様子をリアルタイムで、スマホから見守ることができるカメラです。
これを使うためには、画像や動画を送信するためのインターネット回線が、自宅にも必要になります。
他にも外出先からテレビの録画を予約したり、ガスや電気の消し忘れを確認するためにも、自宅にインターネット環境がないとできません。
これからますます、インターネットに接続することで便利になるIoTも増えていくでしょうから、光回線やホームルーターの需要が急になくなることはなさそうですよね。
それどころか、５Gがはじまる前よりも必要な場面が増える可能性だってあるんです。
そもそも５Gって、いつはじまるの？
５Gのサービス自体は2019年から少しずつ開始するとも言われていますが、５Gがはじまるに備えて、光回線やホームルーター、モバイルルーターの契約をどうするか迷ってしまいますよね。
５Gがはじまった途端に、世の中がガラッと変わるイメージを持っている方も多いと思いますが、実はシステム上にも、急に私たちの暮らしが変化するわけではありません。
４Gのサービスも急になくなるわけではありませんし、現在のインターネットサービスから、５Gに対応したサービスへ、完全にシフトするまでには何年もかかるのです。
