ポケットWiFi型のモバイルWiFiルーターといえば、通信制限がネックでしたよね?
通信制限とは、光回線やソフトバンクエアーなどの固定回線と違って、通信量が一定量を超えると速度が制限されてしまうというものです。
例えば「WiMAX」やワイモバイルのポケットWiFiだと
3日間で10GBの制限
といって、3日間で通信量が10GBを超えてしまうと、その翌日の夜の時間帯に速度が約1Mbpsまで落とされるというペナルティがあるんです。
でも最近は、通信制限のないモバイルWiFiルーターが注目されています。
通信制限のないポケットWiFi
そのひとつに「Mugen wifi」(むげんわいふぁい)というサービスがあります。
料金が安いと評判なのですが、聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか?
この記事では「Mugen wifi」の評判を踏まえ、メリットとデメリットを大暴露していきたいと思います。
結果から言うと、サービス自体は問題ないのですが、会社が2019年の6月に出来たばかりで、実績のない小さな会社なのでサポートに不安があり、料金設定にも疑惑があります。
同じサービスの「どんなときもWifi」をおすすめします。
目次
Mugen wifiとはどんなサービス?
俳優の佐藤二郎さんと今田美桜さんがCMをつとめる「どんなときもWifi」を知っていれば、ほぼそれと同じだと思って大丈夫です。
なぜなら、どんなときもWifiもMugen wifiも「グローカルネット」というサービスを利用したブランドだからです。
わからない人の為に、説明していきます。
Mugen wifiとはモバイルWiFiルーターのサービスです。
基本情報はこちら
サービス名 | Mugen wifi |
通信制限 | なし |
容量 | 無制限 |
契約期間 | 2年 |
月額料金 | 3,280円(10月31日まで) |
最大速度:下り/上り | 150Mbps/50Mbps |
連続通信時間 | 12時間 |
特徴としては、クラウドSIMを使っているということです。
通常はスマホと同じように、SIMカードを挿し込むことによって、特定の回線を使うことができるわけですが、Mugen wifiにはそれがありません。
SIMの情報はクラウド上(ネット上)にあって、場所にあった回線のSIM情報を送ってくれるんです。
だから日本だけにとどまらず、海外107か国でも使うことができます。
・いろんな回線が使える
・海外107か国でも使える
海外では別料金がかかりますが、カウントされるのは使った日だけで、1GB以降は低速になるものの制限なく使うことができるんです。
エリアその一:1,200円/一日
アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア
エリアその二:1,600円/一日
アフリカ、南米、中東
Mugen wifiのメリットとデメリット
どんなサービスにもメリットがあればデメリットもあります。
Mugen wifiもそうです。
メリットがデメリットを上回れば、申込めばいいのですが、公式サイトを見てもなかなか普通の人には、わからないと思います。
ここではMugen wifiを検討している人が、損をしないようにメリットとデメリットを大暴露したいと思います。
Mugen wifiのメリット
Mugen wifiの提供するサービスは、クラウドSIMの利用により、その場所にあった回線を利用することができるので、海外での利用も可能などのメリットがあります。
また、キャリアのLTE回線が無制限で使えて、他のサービスのような通信制限がないというのもメリットになります。
ここでは、同じサービスのグローカルネット、またはどんなときもWifiと比較してのメリットをあげてみたいと思います。
料金が安い
Mugen wifiのメリットは、料金が安いということです。
おそらく「どんなときもWifi」の成功を見て、同じようにグローカルネットの販売代理店のブランドとして「Mugen wifi」を立ち上げたのだと思います。
だから「どんなときもWifi」に対抗した料金設定にしているわけです。
どんなときもWifi:3,480円(2年間)
Mugen wifi:3,280円
この料金は、モバイルWiFiルーターの月額料金としては、かなり安い部類に入ります。
UQ WiMAXで考えると、約35,000円のキャッシュバックがもらえるのと同じぐらいのお得度になるんです。
30日の全額返金
通常だと電波のつながりが悪かったり、思ったよりも速度が出なかった場合など、8日以内なら契約を解除できるクーリングオフのような制度があります。
Mugen wifiは条件はありますが、独自のサービスとして、30日までなら解約ができるのです。
Mugen wifiのデメリットを大暴露!
よりわかりやすく比較するために、同じサービスの「どんなときもWifi」と比較してデメリットを説明したいと思います。
初期手数料が高い
どんなときもWifiを含め、通常は契約するときにかかる手数料は、事務手数料の3,000円だけなのですが、Mugen wifiには初期設定費用3,000円というわけのわからない費用が含まれています。
初期手数料
通常:3,000円
Mugen wifi:6,000円
30日の全額返金にも罠が!
全額返金というと、料金を全額返してくれると思いますよね?
でもそうではありません。
事務手数料3,000円は返却されないし、端末を返却する送料も必要です。
さらに返却処理手数料というものが加算されるのですが、1080円で税抜という、税込っぽく思わせている料金設定にも不信感が募ります。
補償オプションが高くて条件が悪い
どんなときもWifiの「あんしん補償」は400円で、一度補償を受けて6カ月以内は有料になるのですが、「Mugen wifi」の補償は500円で、一度補償を受けると12カ月以内は有料になります。
違約金が1万円以上高い
2年の契約期間が終わると、継続して利用するか解約するかを決める更新月というものがあります。
その月以外での解約は、契約中の解約ということになるので、違約金(契約解除料)がかかるわけですが、Mugen wifiの違約金は、2年以内だと「どんなときもWifi」より1万円以上も高いんです。
どんなときもWifi | Mugen wifi |
1~12カ月:19,000円 13~24カ月:14,000円 25カ月:更新月 26カ月以降:9,500円 |
1年未満:30,000円 1~2年未満:25,000円 25カ月目:更新月 26カ月以降:9,500円 |
端末代が38,400円?
どんなときもWifiは端末はレンタル扱いなので、料金はかかりませんしレンタル料もかかりません。
でもMugen wifiは端末は購入で、1600円×24回の分割払いになります。
更新月まで解約しなければ、実質0円なのですが、2年以内に解約した場合は、違約金だけではなく、端末代(残りの月数×1,600円)を請求されるので注意しなくてはいけません。
会社に実績がなく、すでに評判に陰りが・・
どんなときもWifiを設立した会社は、グッドラックという会社で、インターネットに精通した系列会社が多く、すでに短期間でどんなときもWifiを人気のWiFiルーターにした実績があります。
でもMugen wifiは2019年6月に設立された会社なので、実績がありませんし、今回デメリットを調べた中でも、消費者に分かりにくいところで料金をとっていることがわかりました。
会社の所在地もベンチャーオフィス、つまりレンタルオフィスですし、サポートにも期待できそうにありません。
結論!Mugen wifiはおすすめできない!
新しい会社なので、何とも言えませんが、どんなときもWifiに乗っかって儲けようとしているように感じます。
若干料金を安くしているも、初期費用や補償オプションで補てんしているというウラがあることがわかりましたし、要は違約金や端末代で稼ごうとしているような会社なので、人にはおすすめできないサービスだと思いました。
おすすめは実績のある「どんなときもWifi」です。
Mugen wifiは月額スタートアップキャンペーンで、どんなときもWifiよりも月額料金が安いことをアピールしていますが、初期費用が6,000円もするので、実はそんなに変わりませんし、保証を付けたら逆に高くなるぐらいです。
結局は「グローカルネットのサービス」を、どの販売代理店で申込むかということになります。
参入するのはカンタンでも、生き残るのは難しい世界ですから、設立して間もない会社で申込むのはリスクが高いのではないでしょうか?
どんなときもWifiの会社グッド・ラックは、他にも「モバレコAir」や「NEXTモバイル」などを提供してきた実績も多いので安心して申し込むことができます。